津軽三味線 スナップ_7

バチの回転軸は、バチの位置によって違うのではないかと思ったのでメモします。

バチつけの時に、バチを振り上げて振り下ろしてバチ先が糸に触れる直前までの範囲をAとします。

バチ先に糸が触れた直後からカワに触れるまでの範囲をBとします。

範囲Aにバチが位置している時は、バチの回転軸はlAであると思います。

なお、lAはバチの重心Gをとおり、糸が当たる予定の部分に平行だと思います。

また、範囲Bにバチが位置している時は、バチの回転軸はlBであると思います。

lBは点P(親指からバチにかかる力の作用点)をとおり、糸に平行だと思います。

 

以上のことから、バチつけのインパクトの瞬間に、回転軸がlAからlBにかわります。

(バチつけの時に回転軸は常に運動しています。)

このように回転軸の位置がかわるこということを意識することが、スナップを有効に効かせることに関係するかもしれません。

 

 

スクイのときには、バチを回転させないように意識するのがよいのかもしれません。