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津軽三味線 撥と親指の接点

親指と撥先の接点、すなわち撥先から親指への抗力の作用点はどこが良いのだろうと考えてみました。

撥先から親指への抗力は、撥の面に対して垂直ではなくナナメだと思います。

その抗力は、作用点が親指の末節骨の側面に接していると思います。

なぜかというと、抗力の撥の面に対して平行な分力と釣り合わせる力は、親指の内転で発生させられるからです。

もし、抗力の作用点が末節骨の底面に接しているとすると、

抗力の撥の面に対して平行な分力と釣り合わせる力である摩擦力を大きくする必要があります。

その摩擦力大きくするには、親指から撥先へ垂直な抗力を大きくしなくてはならないと思います。(親指は対立の動きをする。)

 

親指の内転で抗力を加えるか、撥先へ親指からの垂直な抗力を大きくするかを比較してみたところ、親指の内転で抗力を加えた方が、小さな力で撥を握ることができるように感じました。

親指から撥へ加える抗力は小さいに越したことはないと思うので、撥からの抗力は、親指の末節骨の側面で受けると良いと思いました。

そうだとすると、撥先と親指が接する位置は、若干、親指の中心線より人差し指側かなぁ。

津軽三味線 右手の中指

撥を握ったまま撥を手の上に持ってくると、イカの寿司に見えた。

撥が寿司ネタのイカで、右手がシャリ。

これをジッとみていると、中指は、 帯海苔と同じような働きをしているんじゃないかなぁ、

と思えてきた。

掌から撥が離れないようにする大事な働きをしているんじゃないのかなぁ。

撥の重心おさえているし、中指って撥付けで結構重要な働きをしているんじゃないのかなぁって思うようになりました。

津軽三味線 バチ先の軌跡_2

糸とカワから音を出す瞬間に、バチ先はどのような軌跡を描けばよいのかなぁ、と考えてみたのでメモします。(ウツとき)

《準備》

イトとコマを垂直にして、コマと平行な線をラインAとします。イトが三本ともに含まれる平面にラインAは含まれています。

バチ先の角の二等分線をラインBとします。バチのイトに触れる面の含まれる平面にラインBは含まれます。

バチ先の先端から1cmほどにある、ラインBの垂線をラインCとします。ラインBの含まれる平面にラインCも含まれています。

バチ先にイトが触れている間は、常に接している面はバチ先を横切っているようにします。また、この面にイトからの抗力が均一にかかっていること。

つまり、バチ先が↑になったり↓になったりして浮いていないこと。

 

《糸を切る瞬間の軌跡》

バチ先が糸に触れた瞬間から、離れる直前まで、ラインAとラインBがイトと垂直な同一平面上に含まれているように、バチ先が動くといいのかなぁ。

 

《皮を叩く瞬間の軌跡》

カワ含まれる平面に対してラインCが平行なのがいいのかなぁ。(バチ先が糸に触れている間は、平行ではない。)

以上です。

 

僕はバチ付けが上達しません。その原因は、バチ先の軌跡を把握できていないことだとおもい、解決のため下手な考えをめぐらせてみました。いつものように、勘違い臭がムンンムンですが。