津軽三味線の構え方のとある考え方

まずはモモに三味線をのせて、上腕のみでおさえてバランスをとる。

ポイントは、モモと三味線が垂直になっていることかな。

三味線のモモにあたる部分を支点にして、重力によるモーメント(三味線の重心をGとしました)をウデから与える力(肩甲骨の下制の動きで生じてると思います)Pでゼロにして三味線を回転運動させないイメージかな。

 ←図1

モモと三味線の垂直を保ったまま、三味線の角Rがワキにつくまで肘をひいてくる。(肩関節の伸展の動き)

 

三味線は、安定状態 → 不安定状態 → 安定状態 と変化します。これをくりかえすことで、モモとウデとワキの働きの関係を体感できると思います。

あと、ワキに角がついたときにはウデは脱力できていて、肘は体の中心から後ろ側にあるのが良いかな。

 

では、三味線がモモに垂直にのっている安定状態から、仰向けに倒れながら不安定状態になって、ワキに三味線が寄りかかって安定状態と変化するあいだに、三味線にかかっている力がどのように変化しているか考えてみます。

  • モモからドウに力をかける点をQ
  • ウデからドウに力をかける点をP
  • ワキからドウに力をかける点をR1,R2

とします。ポイントは、ワキからはドウの2面に力が加わるところかな。

 

 

1.まずは、三味線がモモに垂直にのっている安定状態では、図1のとおりかな。

 

2.次に、モモにのせたドウをねせていく途中の不安定状態では、三味線の回転軸は2つあります。

  • 視点Aでみた回転A(ドウ皮面を上に向ける方向の回転)
  • 視点Bでみた回転B(ドウを立てる方向の回転)

その2方向に P=P1+P2 となるように分解できます。P1,P2はそれぞれの回転方向で、Qを支点とした重力のモーメントをゼロにするためにはたらいています。このつりあいをとったたままドウ皮面を上に向けていきます。

 

2.次に、ドウがワキに寄りかかった安定状態になったときです。

ワキではドウがちょうど2本の肋骨あいだにはまりこんでいて、下の肋骨との接点R1からは力r1、上の肋骨との接点R2からは力r2、がそれぞれドウにかかっている。

r1は回転Aにおけるp1と同じ働きをして、r2は回転Bにおけるp2と同じ働きをしている。

三味線がモモを支点にして重力によって回転しようとするのをウデでとめていて、そのウデにかかる負担をワキからかける力で少なくしているイメージかな。

 

そして バチつけの途中では、p1の向きは下図のようになっていて、r1とp1でドウを挟んで固定するようなかんじになっているかな。

Qにはp1とq1の合力とつりあうような力が働いて、さらにドウが安定する。この3つの力(+重力)でドウをねじるように固定できるのではないかな。

p1は肩甲骨の内転、p2は肩甲骨の下制の動きで発生しているかな。

ドウを安定して固定するには、肩甲骨の内転と下制の動きも大変重要だということかな。

 

他に、メモしておくこととしては、

 

三味線とモモの垂直を意識することで、モモの開きに具合によって、三味線と体の距離を微調節できる。

 

ドウがあたる肋骨をきめておくと、三味線を立てる角度が固定できる。(姿勢の良し悪しで変化しそうですが。)

 

以上かな。

 

僕は、練習のたびに、前回の練習で掴みかけたコツ(左手首の角度、バチつけの手首の角度、各指への力の入れ方)をうまく再現できないでいました。そのたびに、もんもんもんもんもんしていました。

その要因は練習毎に三味線の構え方が安定していないせいだと気づきました。

構え方が安定しないのは、構える際のポイントを理解していせいじゃないかと思い、今回、下手な考えを巡らせてみました。

的外れ感はムンムンありますが、この考えで、三味線の構えが安定するか試していきたいと思います。

 

 

コメントを残す